◎強力なストライカーと圧倒的DFリーダーの必要性
失点の重みが強調される短期決戦のため、完全に崩した形以外からでも 強引にゴールにねじ込む強力なストライカーは相手にとって脅威である。 ファン・ニステルローイ、シェフチェンコ、インザーギ、クライファートなどは、 その代表的なプレイヤーだ。
一方で、エモスポの得点伸び悩みの大きな要因がマカーイ温存策であることは あきらかだ。
ストライカーの活躍の陰に隠れがちだが、DFリーダーの存在も忘れてはならない。 とくにストライカーの当たり、スピードに負けない身体能力は不可欠で、 mが退場によってファーディナンドを欠いたあと、予定調和的なザル守備を 展開したことは、その象徴的な出来事である。

◎変則的なフォーメーションを安定して運用することは難しい
ミナミナイコスが採用した変則3-4-3は、しばしば決定的なチャンスを作っていたが、 1試合を通した効果については疑問符を付けざるを得ない。
前線からの絶え間ないプレスとディフェンシブFWの重要性は今後も さらに増してくると思われる。

◎攻撃時におけるFWの位置取りについて
一方、ノーマルな4-4-2フラットを採用したロマンの不振については、2トップ による中央突破に固執した戦術にその原因があると思われる。
横並びの2トップの場合、サイドから攻撃をしたほうが効果的で、中央突破に 賭けるのならば、2トップの位置取りは横並びではなく、縦並び、あるいは 中盤をフラットではなく、トップ下MFを置くほうが効果的である。
とはいえ、ロマンの場合は慢性的な資金不足というクラブのお家事情も 影響したのではないかという指摘もあるが…。
また、エモスポの驚異的な失点の少なさについては、横並び2トップを 採用したチームが多いため、エモスポ伝統の古典的3バックが、フルに 効果を発揮したという見方が強い。
イタリア式2トップ(ストライカー+ファンタジスタ)や欧州トップモード(1トップ) を採用するチームとの対戦で真価が問われる。

◎ポストプレッシングサッカーについて
マシュウの個人技による突破、エモスポ、ミナミナイコスの3トップ攻撃は 時に効果を発揮したが90年代からの流れであるプレッシングサッカーを突き崩す 明確な形は、今大会で見られなかった。 プレス外しのもっとも典型的な形としては、後方からのビルドアップによる ポゼッションサッカーが挙げられるが、その場合、遅攻が多くなるため スルーパスによる中央突破よりも、クロスボールの精度が重要となる。
ポゼッションサッカーが成就した数少ない例として、クライフ政権下の バルセロナ、ファンハール政権下のアヤックスという前例があるが、 両チームとも3トップ(解釈によっては1トップ)を採用していたという 事実には興味深いものを感じる。
いずれにせよ、「ウイニングイレブン8」におけるクロスボールに関する仕様と ゴール確率の仕様によって今後の大会結果が左右されることは間違いない。

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