注目の第一回ワーセダ杯は決勝でマシュウが3―0でエムを下して優勝を飾った。マシュウは予選リーグを5勝1分け2敗で1位通過,決勝では2位同士のプレーオフを勝ち上がったエムを退けた。強固で激しい守備と力強い速攻で他のチームを寄せ付けなかった。

ワーセダ杯を掲げた勝利者達の笑顔に、期せずしてナンプ・ノウのサポーターから拍手がわき起こる。優勝候補の筆頭として挑んだ今大会。それだけにやはりプレッシャーはあった。が,初戦をエモスポに1−0で勝利した後は独壇場だった。高い集中力と冷静さでゴール前のチャンスを確実にものにした。

相手のサイド攻撃に対しては常に数的優位をつくって対処した。徹底的なマンツーマンのディフェンスで、「モダンとは勝つこと」の信念を貫いた。決勝は,高いポゼッションのパスサッカーでプレーオフを制し勝ちあがってきたエムとの対戦となったが,終わってみれば3−0の完勝である。初代ワーセダ杯王者に相応しい圧倒的な内容での勝利であった。

≪エム,得点王は失点王≫
今大会最多の16得点で得点王となったが,15の失点は最下位のロマンと並び全チーム中最多である。高いポゼッション率を誇り,細かくつなぐサッカーを信条とするが,同時にパスカットから不用意に失点するシーンも多く見られた。また,最終ラインを高い位置に保つコンパクトなサッカーを目指したが,プレスが甘く再三裏を取られた。
≪エモスポ決定力不足に泣く≫
相手によって3バックと4バックを使い分ける守備が機能し,失点は全チーム中最少の5失点。が,攻撃は意気込みが空回りしたせいか,決定的な場面でシュートを外した。総得点はわずかに6点である。キック&ダッシュの徹底と3人目の選手の追い越しを多用するオシム市原のようなサッカーを目指し調整を進めてきたが,本番で冷静さを欠いた。メンタル面の強化も課題といえよう。
≪ミナミナイコスの変則布陣≫
基本布陣は3−5−2であるが,時に右WFをサイドライン上に張らせ一切の守備に参加させな
いというクライフ・バルセロナをさらに過激にしたような3−4−3で相手チームに脅威を与えた。が,準備不足で戦術理解を徹底させるまでに至らず,ホストチームとしてのホームでの優勝は叶わなかった。
≪ロマン,守備崩壊≫
今大会,フラットな中盤の4−4−2が機能せず立て続けに失点,エムと並び全チーム中最多の15失点を喫した。コンディションの調整がうまくいかなかったこともあるが,なにより新ルールへの適用が遅れたことに大きな敗因があるといえよう。

(2004年07月19日 Worsdcup Web News)

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